コドモの領分
「砂糖菓子…。」を読了しました。ものの出来は「少女には向かない職業」の方がヨカッタかな。きっと彼女がアレを書いた後にいろいろ考えソレを書いたのではないかと思う感じです。大雑把な心のゆさぶりは前者にありますが、ある意味の切なさは後者にあるのかと。でも前者にある「子供の大人になること」については後者にはない。もちろん前者にある救いも後者にはない。どちらの方が辛くてどちらに救いがあるのかは判らない。故に両方読むことをおすすめします。砂糖菓子のライトノベル的な文法はお許しの程。
- 作者: 桜庭一樹,むー
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2004/11
- メディア: 文庫
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