今週一週間はものすごーい忙しかった。自分の望みは「おうちでちゃんとしたごはんが食べたい。」でございましたが、これが叶わない人ってきっといっぱいいるよねー。本日は週末。おうちのちゃんとしたごはんです。




そんな中で見に行ったお芝居。青年座の「ねずみ男」です。今まで赤堀さんの書いた断片を青年座的に並べなおした感じ。舞台が大きいのでお家も広くてちょっとお金持ちっぽい。いつもは4畳半なのが15畳くらいの感じ。セットは基本的に年末に見たナイロンと同じ作りで、ちょっとそのあたりもオシャレ、洋風な感じ。演者さんも非常にまともな主婦さんが出てきたり、おじいちゃんが出てきたりして「青年座だなあ」という感じ。演技は、一人ひとりの異常度低め。暴力度はなし。主人公の異常さも低め。心の闇も低め。行動の気持ち悪さもほどほど。なので「少し変だけどいいはなし」みたいに仕上がってた。見に来ていた客層を見ると、この仕上がりは良かった気もする。かなり年齢層が高くて驚いたから。演劇の好きな高年の夫婦とか多かった。赤堀さんは恋の片道切符くらいから少しずつ「ちゃんとした得るもの」を最後に提示するようになりまして、ここでもラストにきちんとしたラストを用意するのですが…良し悪しだなあ。こういう大きい劇場での小さな虚無の演出の難しさをしみじみ。やっぱアカホリ芝居は途中まで「カンベンしちくれ」てほどイヤなもの見せられて、最後に耳かき一杯分救われるくらいでちょうどいいんだけどね。なので劇場が大きくなったら設定そのものを変えてはどうかな、なんて・・・例えば教室とか例えばグラウンドとか例えば?



    
ワタシには係わりなく季節はすすむ。ライラックは咲きモッコウバラも苦節3年、やっと花を付けて、頂き物の鉢植えあじさいも植え替えて2年、かわいいつぼみができた。もうすぐG・Wがきて梅雨が来てそして夏がくるんだなー。