「この肉、もらってくよ!」と、森田さんは言いました。

わーーーーー!!森田さんの肉屋だっ!!!!と思ってわざわざ写真を撮った自分は、相当カミセンが好きらしいです。(笑)きっと彼は、この肉屋の息子でオカダさんのアパートに肉を自転車で運んだのであろうで、あるのでした。


ちょっと、再びユキについて。

自分はなぜユキになりたかったのかと言うと、まあ非常に母親がアメであったことと(職業は写真家ではないです)あと、その頃の女の子というのは、誰でも少しだけ「ユキ」なのだということと。

その頃の女の子は、ユキ程ではないにしろ、誰でも大人では気付かない何かに気が付くことができる。それは別に「スゴイ能力」なんかではなくて、大人にならないから持てる普通の能力。でも、そんなこと言っても誰も、なんも判ってなんかくれない。それもユキと同じ。ユキでないのは、学校に行かずに、北海道やハワイに行って、僕がいて…キレイで…というわけでは、全然ないと言うこと。そして、その能力が、ユキの方がほんのちょっと長けている。それは、本人には辛いのかもしれないけど、でも半端に何かを気づいて、傷つくなら…いっそユキがいいと思う。お話に出れるくらいにね。

だから、きっとこのお話を読んだ女の子のたくさんが…ユキだったらいいのになー。と思ったんじゃないかな、と思う。とりあえずうちのママは歳をとって、少し普通になりました。少しだけね。

でも未だ自分と彼女の間にはものすごく大きな差がある。そういうのって、けっこうあるよね。(笑)