心はどこにあるの?

本当はもっと早く書きたかったんだけど、週末にフィギアスケートGPシリーズ第一戦を見ました。これは全戦に全員が出るわけではないので、1位になったから№1というわけではないんだけど、でもミスのない演技で1位になった安藤美姫はとても良かったです。
オリンピックの後に彼女はとても辛かったと思うし…何だかんだ言ったって、まだ10代のお嬢さんなんだもんね。いろいろ思うこともあるでしょう。それに、いろんなことを思うから…きっと人の心に届く演技もできるようになるのでしょう。
今回彼女はいろいろ興味深い発言をしていたのだけれど、中でも…「スパンコールいっぱいの衣装は久しぶり。」とか「ブルーはとても好きな色だから嬉しい。」みたいなことを言っていて…なんだか、とてもこたえるものがありました。人にはやはり心というものがあって、何があっても完璧にできれば…それはアスリートとしても素晴らしいのでしょうが…。ともあれやめずに良かったですね。自分は安藤の音を後から追うような動きが好きなのです。それはやはり天性のものだからね。エキシビジョンも自分の好きな曲で踊れて良かったですね。でも、それも勝ったからこそですよ。

それで…おまけ。学校へ行こう。で日本一の女の子とV6が勝負みたいなことをしてて。まあ勝負も面白かったんだけど…その後の彼女たちのインタビューで「すごく楽しかった。」「13年間やってきた中で一番楽しかった。」「ずっと練習は1人でつまらなかったけど楽しかった…。」などと言ってくれて、本当にすごく感動したんだけど、その感動の中には…今まで自分は「きっと上手なら練習も辛くないだろう。」とか「練習は辛くても勝てば楽しいだろう。」なんて思ってたのに、例え強くても練習はやっぱりつまらなくて辛いし、勝てば辛さは帳消しになるわけじゃない…ということが判ったという感動もあったのだと思う。

練習は辛いし、つまんない。勝負はいつも勝つとは限らない。楽しいことなんてあんまりない。V6との勝負が一番楽しい思い出なほど、楽しいことなんて…ない。でも…彼女たちは頑張って練習して、優しくて楽しい心のままに頑張ってる。

まあ、そういうお嬢さんたちに…ほんのひと時でも楽しんでもらえて、V6も本望だろうし(そうなのかな?)見てた方もとても楽しかったです。いい企画でした。またやって下さい。今度は本当に無敵の6人でね。