元気が信条でございます。(笑)

読書感想文です。このシリーズは現在のところ全3巻です。「みみずくとオリーブ」「わが身世にふるししわかじ」「嫁洗い池」です。主人公のご夫婦…だんな様は小説家、奥様は古風な専業主婦で八王子の郊外の庭のあるTVのない家に住んでおります。奥様は聡明で思慮深い方。旦那様はのんびりとしてユーモアのある(実はとても注意深い)人です。友人の刑事さんとご主人の会話のテンポがとても良い感じです。讃岐出身で郷里のおいしい料理がいっぱいでてきます。なので、お話そっちのけで、そんな場面ばっかり拾い読みしてしまいがちです。中にプロレスラーのお話がひとつ出てきます。旦那様がプロレスについての趣向を長々と語っていますが、これは非常にワタシのプロレス感と一致しています。ワタシはこういうプロレス(場外やらマイクパフオーマンスやらのあるタイプのプロレス)は好きではないけれども、好きな理由はそのとおりです。だからボクシングは好きだけども縛りの少ないK1やらプライドやらシュートやらには、そんなに魅力を感じなくなってきたのかもしれないのでした。この作家さんはきっとプロレスファンなんだね。読んで食べてみたくなったものがいっぱいあります。とりあえずソラマメのちらし寿司と言いたいところですが、今は残念ながらソラマメの季節ではないのでした。では、とりあえずお好み焼きかな。

わが身世にふる、じじわかし (創元推理文庫)

わが身世にふる、じじわかし (創元推理文庫)

嫁洗い池 (創元推理文庫)

嫁洗い池 (創元推理文庫)